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引っ越し前に、誕生日@3歳

東北第三の都市、盛岡市への異動。
3日後の引っ越しまで、なんやかんやで、あっちゅー間に時間が過ぎていってしまった。

駅からは離れるものの、運良く、ペット可でいい物件に巡り合えました。
3週間弱もの準備期間を持って、郡山に戻ってきましたが、引っ越し準備の他にも予定を組みすぎて、連日出歩いていた状態(汗)。
まぁ、今だけってことで。
新しい町で出直すことを考えると、今のうちに友達との賑やかな時間を過ごしておきたくてね。


引っ越し業者と、新居のカーテンやラグも選び終え、転出届を提出し、不要品はとことん処理。
部屋の中の段ボール箱は高く積み上がり、引っ越し日の一時保育も申し込み完了。

何も考えないで準備だけ進めていれば、楽なんだろうなと思ってしまう。
悲しいことに、心の中は不安の方が強い。
去る自分ではなく、留まる人たちのことを、どうしたって考えてしまう。


この町での生活は、本当に楽しかった。
もっと長く住みたかったなと、本気で思う。
震災はともかく、原発事故がなかったら、あと3年は住んでいたはずなのにな。
娘の3歳の誕生日なのに、上手く笑えない自分がいた。

もしも、自分が転勤族じゃなくて、ここが地元で、家族も親戚も仕事も、すべてが根付いていたら。
・・・多分、この土地を去らない。
生活を投げ捨てる覚悟は、きっとない。
子どもの将来を考えても、決断しきれないと思う。

小さな子どもを抱えて、この土地に留まる人たちへ、いつも考えること。
将来、体になにか異変が起きたとして、そのことを成長した子どもに責められたら、返答出来ないと答えたお母さんがいる。
母親側の気持ちはわかるけど、子ども側からしても、そんなことはないと、私は思うんだ。
なぜなら、私は少しだけのハンデを抱えていて、小さい頃に矯正していれば、治ったという話で。
そうしなかったために、何回も手術を受けて大きな傷は残ったし、今も無理すると歩くのが辛くなる。
だけど、そのことで両親を恨んだことなんてない。
一度もない。
むしろ、悩みながらも一生懸命育て上げてくれた両親を、誇りに思う。

答えなんてないんだけど、私自身も人様の責任なんか取れっこないんだけど。
子どもに親の思いはきちんと伝わるから、それをわかって欲しくて。



慌ただしい中の、3歳の誕生日。
一息つく間もなく、お引っ越し。
娘の咳と鼻水が止まらないけど、乗り越えなくちゃ!
引っ越し前に、誕生日@3歳_b0076384_1243567.jpg

手抜きだけど、手作りケーキなのだ☆

by keiko110 | 2011-10-22 23:24 | 日常